2013年7月29日月曜日

至福の一杯

 今日も暑い一日でしたが、さすがに昨日の疲れが残っており、一日部屋にこもって音楽を聴いたり、DVDやネットを見てノンビリと過ごしておりました。

そんな休日も間もなく終わり、明日からまた仕事漬けの一週間が始まります。

休日の終わりに、これを。


 


実は、昨日の山崎蒸溜所見学で、しっかりお土産を買っていました(笑)。
「山崎」1/4ボトルと醸造樽から作られたコースター&試飲グラスのセットと、「山崎12年」ミニチュアボトル&ショットグラスのセットです。
 

 

今日一日の締めくくりに、至福の一杯。
明日からまた、頑張りましょう(笑)。

2013年7月28日日曜日

何も足さない。何も引かない。とは

 表題を見てニヤリとした方は、おそらくお酒が好きな方なのではないかと思いますが、知らない方には何のことやら。

前置きは置いておいて、今日も朝から暑い関西地方でしたが、しっかりと出かけてきました(笑)。出かけた先は以前からどうしても行ってみたいと思っておりました、サントリー山崎蒸溜所です。

このCMですが、とても好きでした。ご存知の方も多いのではないでしょうか。


実はここ、新幹線で新大阪まで行ったことがある方なら、車窓から見たことがあるかと思います。ちょうど、京都と新大阪の間にあります。

さて、見学ですがいきなり行って見ることはできず、事前に見学予約が必要です。ネットから申込可能なのですが、参加人数が決められており、定員が埋まり次第その日の受付は完了となります。コースは幾つかあり、有料のテイスティングコース等もあります。

今回、このような見学は初めてなので、無料のコースに申し込んでみました(笑)。

さて、コースは12時からなので、余裕を持って11時前にマンションを出発しました。
阪神電鉄で尼崎から梅田に出て、そこから阪急京都線に乗り、大山崎で下車します。

 
阪急梅田駅から特急で高槻市駅まで行き、準急に乗り換えて3駅目の大山崎駅で下車します。
前日夜に何故か寝付けず、寝不足気味でしたので、高槻市まではグッスリ眠ることができました(笑)。
 

 
 
 
 
改札を出て、蒸溜所に向けて歩き出します。駅からは10分足らずのところにあります。
途中、街中の電灯に所々このような看板がありました。
 


いよいよ見えてきましたねぇ。

 

JR山崎駅を過ぎ、蒸溜所前の踏切まできました。お目当ての場所はもうすぐそこですが、ちょうど踏切が降り、ここで少々足止めを喰らいました(笑)。

 
さて、到着です。それにしても駅からここまで歩いてきて、既に凄い汗が・・・・やっぱり夏の大阪・京都は暑いですね(苦笑)。
 
 
 





受付を済まし、荷物をロッカーに預けて、出発カウンターがあるウイスキー館に向かいます。


ウイスキー館の中は、サントリーのウイスキー製造に関する歴史や、熟成過程のウイスキー、世界のウイスキーが展示されています。また、テイスティングカウンターがあり、ここで作られている山崎や世界のウイスキーが試飲できます(有料ですが)。

 
創業者の鳥居信治郎氏です。「赤玉ポートワイン」の製造販売から始まったそうです。

 

これは当時のモデルさんなのでしょうか。雑誌とかテレビで見たことがありますね。

 
鳥居信治郎氏が使われていたバーカウンターだそうです。
 

これが国産第1号のウイスキー、「サントリーウイスキー白札」です。いわゆる、サントリーホワイトです。僕にとっては学生時代に行ったパブで飲んだ、安い酒(失礼!)っていうイメージがあります。





これは成熟過程のウイスキー原酒です。すごい数のボトルですね。なんか、モダンでカッコ良いです。




ウイスキー樽を分解したものです。


大きな樽の中にも原酒が展示されています。



本物の蒸溜用のポッドスチルです。この中には世界のウイスキーが展示されておりました。






 
 
ウオーターサーバーがありましたので、水を一杯頂きました。それにしても変わった形の紙コップでね。
 

ノベルティーもたくさん展示されています。これはアンクルトリスですね。爪楊枝入れがイイなぁ(笑)。こんな感じで、ツアー出発までいろいろ見て回っておりました。


参加されていた方々ですが、流石にお酒を作っている場所なので、子供連れの方は少なく、また若い方も少なかったです。どちらかというと、酒好きでウイスキーにこだわりがありそうなオヤジが多かったです(自分もそんな感じで見られていたかも・・・笑)。

さて、そろそろ見学ツアーの出発です。
とても綺麗なおねいさんが案内してくれます(笑)。





先ずは、仕込み・発行室です。



ここ、山崎蒸溜所では今では珍しく、発酵の際に木製の樽を使っているそうです。




次は、ウイスキーといえばコレ、蒸溜用のポットスチルです。先程のCMにも写っていた場所です。
よく見てみると、それぞれ色々な形をしているのがお分かりでしょうか。山崎蒸溜所ではひとつの形ではなく、いろいろな形のポットスチルを使って蒸溜しており、これは蒸留所としては世界でも珍しいそうです。

昨日、蒸留を行っていたそうで、今日はメンテナンスをしており、ポットスチルの蓋が開いていました。この部屋の中は結構なお酒の匂いが漂っています。子供にとってはちょっとキツイかもしれません。

ここはそんなに広い部屋ではなく、ポット自体はたしか12基程しかありませんでしたが、ガイドの方から聞いた話では、市販されている「山崎」のラベルが付いたウイスキーは、全てここのどれかのポットスチルで蒸溜されたものだそうです。

 
 




 お次の場所ですが、いよいよ貯蔵庫に向かいます。
 





こちらが熟成を行なっている貯蔵庫です。全体的に薄暗い部屋で、結構低めの温度に感じましたが、特に温度調節は行なっておらず、ここでは常温で貯蔵しているそうです。

写真では暗くて分かりづらいですが、奥の方に明かりが点になって見えているところまである広い部屋で、すごい数の樽が寝かされています。これもガイドの方が言っておりましたが、樽により熟成の度合いが変わるそうで、長いもので成熟までに50年を超えるものもあるそうです。社員の方が定年を迎え、挨拶で「心残りなのが、自分が詰めた樽が出荷されないのが残念です」なんて事があるとか無いとか。








僕のCBRと同じ製造年ですね。樽をよく見ると、製造年が入っているサイドが膨らんでいるものがあります。これは熟成過程で樽の中が膨張・縮小されて変形するそうです。







 
貯蔵庫の裏山は鬱蒼とした竹やぶです。いかにもきれいな水を蓄えていそうな感じがしますね。
 
 
 
 
 

 
創業者、鳥井信治郎氏と、二代目社長の佐治敬三氏の銅像です。ウイスキー片手に持ったり、ボトルを抱えている銅像で、何だか、さすがサントリーって感じがしますね(笑)。
 

これが初代社長の鳥井信治郎氏が最初に作った、山崎蒸溜所の写真だそうです。


さて、見学は以上となり、お待ちかねの試飲タイムになります。
車でこられている方はあらかじめ首から「私はドライバーです!」のストラップを下げており、飲ませてもらえません(当たり前ですね)。その方たちの試飲は。美味しい山崎の水とソフトドリンクになります。


先ずは「山崎」のハイボールです。
これも、ここにいたおねいさんたちがその場で作っていましたが、とても「美味し!」でした。自分で作ると、このようにおいしく出来ないんですよね。
一緒に頂いたチェイサーもおいしかったです(笑)。


お代わりできましたので、お次は「山崎12年」のロックと、山梨県の白州蒸溜所で作られている、「白州」(「はくしゅう」って読みます)のハイボールです。う〜ん、これまた「美味し!」です(笑)。

 
オツマミまで用意されております。


さて、以上でコースは終わりなのですが、折角ですので先程のテイスティングカウンターでもう一杯頂くことにしました。

さて、何にしましょうか。
「山崎25年」もあるのですが、金額が一杯2,500円程になります。流石にこれは飲めないかな。でも一本10万円のウイスキーですから、店で飲むことを考えたらそれでも安いのかも。

いろいろ迷ったのですが、ここでしか飲めない原酒、「山崎シングルカスク1995」一杯200円にしました。選んだ理由は度数が一番高かった(68度!)からです(笑)。

グラスを持って屋外のテーブルに行ってみました。

 


う〜ん、良い香りです。
それでは早速一口。流石68度、かなりキツイです。
それにしても、まっ昼間に屋外で飲む酒はホントにうまいなぁ(笑)。

 
午後2時をまわっており、屋外は一番暑い時間帯となっています。
それでも周りにある竹やぶを見ていると、清涼感いっぱいでとても気持ち良いです。
(ホントは少々酔っ払っていましたが・・・笑)

 
 

さて、名残惜しいですが、そろそろ行くとしましょうか。
是非、またもう一度来てみたいと思います。

 
 
山崎蒸溜所を後にして、阪急大山崎駅に到着です。
今日はこのあと真っ直ぐには帰宅せず、さらに京都方面に向かいます。

 

ホームから、先ほどの山崎蒸溜所が見えます。
 
 
電車がきました。それでは、京都、河原町に向けて出発です。 


電車にゆられ20数分、終点の河原町駅に到着です。
ここは先日の祇園祭の宵山を観にきたところです。


河原町駅を出て、四条通りから四条大橋を右折。川端通りを五条方面に向かいます。
先日の鴨川とはうって変わって、とても水がきれいでした。

 
 
五条大橋が見えてみました。国道1号線ですね。
「きょ〜おの五条の橋のうえ〜、だ〜いのおとこの弁慶は〜、な〜がい薙刀ふりあげて〜、牛若めがけて切りかかる〜」ってな感じですね(笑)。
 


 国道1号を左折して大津方面に向かいます。このまま真っ直ぐ行けば、東京・日本橋に帰れる〜(笑)。


もう少しで目的地です。
ご覧のとおり、世界遺産の清水寺に向かっています。


長い長い坂を上って、ようやく到着です。
ここに来たのは中学二年の修学旅行以来なので、何と三十数年ぶりです(笑)。


それにしても、すごい人です。


清水寺の七不思議を紹介がてら、散策していきたいと思います(全てではありませんが)。

まずは、その一、狛犬です。両方共に阿(口を開けている)ですね。普通は仁王像と同じ、阿吽(あうん)で一対になっているそうです。なので、本当は一方の狛犬は口を閉じているのだそうです。



その二、仁王門(目隠し門)です。 仏堂が見えないところに建っているのが不思議とのことです。

 

その三、仁王門腰貫です(写真がありませんが)。
腰貫を指で突くと、反対に音が伝わるそうです。

 
 その四、鐘楼です。通常は4本柱なのに、何故か6本あります。


その五、三重塔の瓦です。東南角だけが龍の形で、他は鬼瓦なんですね。

 




 
その六、経堂です(塔の前の建物です)。経堂の鏡天井には、岡村信基作の墨絵の円龍が描かれており、その龍が音羽の滝の水を飲むために、夜な夜な抜け出すと伝えられているそうです。


ここで拝観料300円を払い、本堂に向けて中に入ります。


その七、轟橋(門の前なんですが、見えませんね)。水がないのに橋が掛かっております。
その八、轟門です。門なのに扉がありません。


その九、手水鉢の堂です。何故か柱が2本しかないですね。


その十、梟の手水鉢です。龍の口から水が湧き出ている清めの水なのに、なぜか梟(フクロウ)と呼ばれています。実は手水鉢の台座を支える石の四隅に、梟の彫像がついているからだそうです。不思議なのは、フクロウは知恵の神様なのに、下座に置くことが不思議だそうです。

ちなみに、この水で口をゆすぐと、頭痛、歯痛が治るそうです。






その十一、弁慶の鉄の下駄と杖です。鉄製の巨大な下駄と杖ですが、流石にこの杖は持ち上がりませんでした。重量が100キロ近くあるそうです(苦笑)。




いよいよ清水の舞台です。

 
う〜ん、流石に高いですね。ここからはとても飛びりることはできません(笑)。
 
 

 
その十二、清水寺舞台の柱です。舞台を支えている柱は48本あり、釘一つ使わず立てられていると言われており、この48という数字も意図的にしたとのことです。


 

 その十三、音羽の滝です。昔より「黄金水」とか「延命水」と呼ばれ、多くの人が清水を汲んで、願成受就を祈ってきました。水源の牛尾山で大蛇退治が行われた時に水が真っ赤に染まったと言われているそうです。

それにしても凄い人ですね。大勢の人が並んでいます。

本当は七不思議はまだあるのですが、見落としてしまいました(苦笑)。


京都タワーが霞んで見えます。





おみくじを引いてみました。微妙な小吉で、内容を読んでみたら、あまり良くないじゃん(苦笑)。
ちょっとめげましたが、まあ、こんなもんでしょう。
いろいろ気をつけて、慎重にやれってことですね(笑)。


こちらは清水の裏手にある縁結びの神社です。
門のところをみると、男性二人が仲良く並んでいます。縁が結ばれれば良いですね(笑)。




それにしても、ここは変わらないですね(当たり前ですが)。
清水寺は流石に人気スポットですので、海外からの観光客も大勢いました。その中でも特に目立ったのが、以前に私が半年ほど赴任していた国の方がたくさん来ておりました。

声が以上に大きく、所構わず大声で話して、とても喧しいので、直ぐにわかります(苦笑)。







松原通を下っていきます。
いや〜、それにしても凄い人の数ですね。夏休みに入ったので観光客だらけです。まあ、そういう自分も同じですが・・・(苦笑)。



松原通から、東大路通を右折して八坂神社方面に向かいます。
途中、何やら人も少なく、雰囲気のある良さげな通りがあり、その先には五重塔が見えます。
法観寺の五重塔で、通称「八坂の塔」と呼ばれているそうです。ちょっと寄り道してみます。


寺街の石畳の路地を走る人力車と五重塔。これまた雰囲気があって、とても良い感じです。


う〜ん、良いですね。コンデジではなくデジイチ持ってくれば良かったなぁ(自宅にあるのだけど)。




八坂神社の前まできました。
祇園祭の赤いのぼりが建っています。祭りはまだ終わっていないんですよね。

さて、そろそろ帰りましょう。
今日は、朝ごはんを食べてから、ウイスキー以外何も口に入れていないのでお腹がすきました。
とはいえ、今から店に入る気にもなれず、河原町から阪急で帰ることにします。

帰りの車内では、寝不足と歩き回った疲れで終点の梅田駅まで爆睡でした(苦笑)。


さて、今日の戦利品です。いったい何でしょうか。


山崎蒸溜所で頂いたウイスキーグラスです。
携帯アクセスでプレゼント引換ページがあります。それを受付で提示して貰ってきました。
嬉しいです。


それにしても、今日は結構な距離を歩きました。
あしたは出かけるのは厳しいかな(笑)。