2013年11月30日土曜日

工作三昧(其の2)

 11月もいよいよ今日で最終日となり、例年通り年末に向けて慌ただしい日々となってまいりました。この1ヶ月はホントに早かったなぁ、としみじみ感じております(笑)。

さて、工作三昧の続きですが、みなさん、コーヒーはどのようなモノを飲まれておいででしょうか。
「やっぱりコーヒーといえば本格的にドリップしたものですね」、「いやいや最近のインスタントはうまくなりましたよ」、「今はコレ、セブンコーヒーでしょ」・・・とまあ、いろいろな意見があるかと思います(笑)。

前置きが長くなりましたが、ウチではコレがメインとなっておりました。


ネスカフェの「バリスタ」です。
最近は価格もこなれてきて、購入されている方も多いのではないかと思います。インスタントの粉を使って淹れるコーヒーですが、気軽に美味しく作ることができます。

実は先日、コーヒーを淹れている最中に突然電源が落ちてしまい、ウンともスンとも言わなくなってしまいました(泣)。購入後、1年も経っていないのですが、さてどうしたものかと思い、これはバラすしかないでしょ、ってな感じで、いつもの通り好奇心に押され、自分で修理してみることにしました(笑)。

分解するにあたり、先ずは工具を二つほど用意してみました。
これは、あまり馴染みのない、トルクスレンチになります。バリスタの外装を留めている主要なネジの殆どが、このトルクスのT10サイズになります。ホントはドライバータイプのモノが良かったのですが、他のサイズも使うかもしれないと思い、このタイプを購入しました。


このピンクの物体は、車の内装はがしのレバーです。以前、車にカーコンポを取り付ける際に購入しておりました。

 
いよいよ分解に入ります。
先ずはコーヒーの粉を入れる部分を外し、中にあるトルクスネジ4本を外していきます。
上部のカバーを外したら、先程の内装はがしを横から入れ、ベージュ色のサイドのカバーを外します。これが中々手ごわく、一部爪を折ってしまいました(苦笑)。
 
 

 
コードに気をつけながら、どんどんバラしていきます。
ネジで止まっているだけですが、作業しにくいです。バラす事を全く考えていない構造ですね。
まあ、当たり前ですか(笑)。
 
 


今回、修理に当たり、ネットで調べたところ、電源断のトラブルは温度ヒューズ切れが多いようで、事前にホムセンで部品購入しておきました。(実は設定温度がちょっと違うモノなのですが・・・笑)


温度ヒューズは、電源ケーブルの両方についております。
先ずはブルーのケーブルに付いているヒューズの通電を確認してみます。
テスターが振れており、問題ありません。


次に、ベージュのケーブルに付いているヒューズの通電を確認してみます。
う〜ん、ビンゴ!、テスターの針が全く動きません。


では、交換することに。
思い切って、ニッパーでブッツリと切り取ってしまいましょう。


 
 付属の接続パーツを使い、電工ペンチで圧着させて取り付けます。


 
 ここで電源を入れて確認したいところですが、バラした状態ではちょっと難しそうなので、これでOKとして、組み立てて行くことにしました。
 


完成です。
電源を入れて、動作確認でOKとなりました。


これでまた、インスタントコーヒーを美味しくいただくことができるようになりました。
こんなモノでもバラしてみるのは、面倒ではありますが、手をつけると楽しい作業です。

う〜ん、修理の後の1杯のコーヒーは格別だなぁ(笑)

2013年11月24日日曜日

工作三昧(其の1)

 11月も残すところあと1週間となりました。毎年のことなのですが、師走が近づくにつれて何かと忙しくなり、当ブログも前回の更新から1ヶ月近くも空けてしまいました(苦笑)。

とはいえ、暇を見つけては工作に励んでおりましたので、今日はそのお話をしたいと思います(笑)。

さて、工作の対象ですが、先日、新たにこんな物を入手しておりました。


XR Bajaのスピードメーターです。
機能的には問題ないようですが、ご覧のとおり外観は紫外線にやられてひどい状態です。今回はコレを再生してみることにしました。


 



まずは、メーターを分解していきます。


メーターカバー裏側に入っているゴム製のパッキンも劣化しており、取り外した途端にバラバラになってしまいした。そういえば自分のバイクのメーターも、このパッキンに亀裂が入っており、いつ切れるか判らない状態でした(苦笑)。



メーター本体は多少ホコリが付いておりますが、なかなか綺麗な状態です。


 
さて、先ずはカバー本体に着手してみます
先ずはひび割れが酷い液晶表示部分を試しにサンドペーパーで磨いてみます。これで綺麗になれば見っけものなのですが・・・(苦笑)。


 
外側にもペーパーを掛けて行きます。


ボタン部分のゴム製のカバーと、メーター裏の化粧板も外していきます。


やっぱり表示部分の再生は無理のようですね。
さて、どうしたものか・・・


思い切ってメーター表示部も作り変えることにしました。
切り取るために、先ずは、ハンダゴテで穴を開けていきます。

 
こんな感じで表示部分に穴を開けました。



穴を開けた表示部分をカバー本体から切り離していきます。


切り離し完了です。
ハンダゴテで穴を開けたので、ご覧のとおり切り口は酷い状態です(笑)。



ニッパー、ヤスリを使い、切り口を整えていきます。ある程度綺麗になったところで完了です。



次に、透明なアクリル版を使って表示部のカバーを作成します。
今回は3mmのものをチョイスしてみました。切り取りはカッターである程度の切込を入れ、切込に沿って板チョコを折るような感じで曲げると綺麗に切り取ることができます。



現物に合わせて角を取り除き、サンドペーパーとヤスリを使って緩やかな曲線に仕上ていきます。


アクリル専用の接着剤を使ってカバー本体に接着していきます。
コレは揮発性が高く、水のようなサラサラな接着剤ですので、ご覧のように付属のスポイトを使って接着面に流し込むようにしていきます。



乾いたところで、再度、接着剤を隙間に流し込んでいきます。
隙間があると雨天時に雨水によりメーター本体が壊れてしまうので、隙間がないか、水を張って慎重に確認を行います。


次に、アクリル版接着面の目隠し用に、つや消しブラックのカッティングシートで化粧用のシートを作成してみました。


こんな感じでカッターで切り抜いていきます。


作成後、アクリル板に貼り付けます。まあ、こんなもでしょうかね(笑)。


カバー本体は、先日と同様に綾織カーボン柄のカッティングシートで仕上げていきます。
今回はボタン類が付く、正面部分にも同様のシートを貼っていきます。


カバー外観が出来上がりました。細かいところの修正は、あとで纏めて調整していくことにします。



カバー裏側より、両面テープを使って化粧板を取り付けます。


メータ本体のケーブルもテープを巻き直しました。


 
コネクターも汚れていたので、接点復活スプレーを吹いてきれいにしておきます。
 

さて、メーターの照明ですが、今回はどうしましょうか。
明るくしたいのでLEDに変えますが、ホワイトとブルーは試していますので、今回は赤く光らせたいと思います。


ウエッジ型のLEDでレッドの持ち合わせがありませんので、ウエッジ球用のカバーをかぶせてみることにしました。
これは以前に所有していた車のメーター照明を赤に変更する際に購入していたもので、ウエッジ球では、かなりキレイな赤い照明になり、良かった記憶があります(笑)。


結構、無理やり取り付けてみました(苦笑)。


 
 お次は、バラバラになったパッキンです。
部品で取れるのか判らないので、今回は3mmのバンコードで代用品を作成することにしました。
折角ですので、今現在Bajaに付いているメーター用のものを含め、2本作成してみることにしました。


 
ハンダゴテで接続する部分を溶かして接着していきます。
 

しばらく置いて、十分に固まったところでバリを取り除いて行きます。
爪切りを使うと、表面が綺麗に取り除くことができます。



パッキンを入れて、メータ本体を差し込んで完成です。
まあまあの出来でしょうか。


メーター正面もカーボンシートを貼ってしまったので、トリップリセット等のボタンの文字が無くなってしまいました。そのうち、レタリングシートを使って文字入れをしたいと思います。

 
これで予備のメーターができましたので、現在のメータが壊れても安心です(笑)。
近いうちに、こちらのメーターを車体に取り付けて確認してみたいと思います。
 
さて、メーター再生は完了しましたが、工作はまだ続きます。
お次は一体何の工作をしたのでしょうか(笑)。