2012年10月28日日曜日

革ジャンの思い出

 この冬に向けて、先日、久しぶりに新品の革ジャンを購入しました。オーソドックスなスタンドカラーのシングルライダースですが、袖に入った2本のラインがとても気に入っています。



革ジャンを初めて購入したのは、たしか高校2年の時だったと思います。当時、なけなしのバイト代を持って、友人と浅草のカドヤ本店まで買いに行ったのを覚えています。店で見た革ジャンはどれも魅力的でしたが、その値段にちょっと驚き、結局、購入したのは、店で一番安い革ジャンでした(笑)。

下の写真は高校を卒業した春休みに、1学年上の先輩と同級の友人の3人で伊豆にツーリングに行った際のものです。場所は西伊豆スカイラインの駐車場でしょうか。
先輩は発売間もないヤマハのXJ400、友人はホンダのホークⅡ、私は中古で購入したZⅡ(正式にはZ750D1ですが・・・)で、3人とも革ジャン姿で、当時はこんな姿のバイク乗りが沢山おりました(笑)。


当時は革ジャンというと、ちょっと不良(?)のイメージがありましたが、バイク乗りにはやっぱりカッコ良いアイテムでした。初めて購入した革ジャンなのでとても気に入っており、その一張羅をどこに行くのにも着ていっておりました。

購入した革ジャンは、真新しく、とても良い匂いがしています。

さて、これからこの革ジャンで、どの様な思い出ができますでしょうか(笑)。

2012年10月8日月曜日

漂えども沈まず

 秋の連休最終日、以前より是非とも足を運んでみたいと思っていた所に行ってまいりました。場所は題名を読んでピンときた方もいらっしゃるのではないでしょうか(笑)。


今日はタンクバックの代わりに、シートバックをCBRにセットしてみました。さて、いよいよ出発ですが、今日は一人ではなく、連休前に同行する連絡を貰った友人とのミニツーになります。先ずは待ち合わせ場所の首都高湾岸線の大井PAに向かいます。


朝7時の待ち合わせでしたが、ちょうどピッタリの時間に到着です。既にZRXの友人は到着しておりました。ここでブラックコーヒーとおにぎりの朝食を済ませて友人と共に出発です。

湾岸線より横羽線に入り、横浜から三ツ沢方面に向かいます。そこから横浜新道に入り、目的地の茅ヶ崎に向けてひたすら走ります。

途中で道を間違えながらも、予定より早くに目的地に到着しました。
さて、ここはどこでしょうか。


到着時間が早すぎましたので、まだ門が開いておりません。時間つぶしにここから近くにある、江ノ島まで行ってみることにしました。




久しぶりの江ノ島には、バイクが沢山来ておりました。
それにしても、バイクで江ノ島に来ているみなさんはヘルメットを脱ぐと白髪や髪が薄い方々ばかりで、年齢が中年以上の方々ばかりでした。そういう自分も同じようなものですが(苦笑)。

さて、ちょうど良い時間となりましたので、再度、目的地に向かいます。


今度は門が開いています。
さて、ここは何処か?




ご覧の通り、茅ヶ崎市にある、開高健記念館です。
ここは氏が生前に住んでいた自宅であり、今は茅ヶ崎市が記念館として土日祭日のみ開館しております。

さて、それでは館内に入ってみます。


玄関、いや、入口には、にっこりと笑った写真があります。


 
さて、館内ですが、写真撮影OKとのことですので、先ずは常設展を撮影しながらゆっくりと見て回ります。ここには開高健の直筆の原稿や、生前に愛用していた品々が展示されておます。

 





次に、企画展のスペースに向かってみます。
今の企画展は、私自身何度も読んだこの作品にちなんだものでした。








 



それでは、いよいよ書斎へと向かいます。
なんだか緊張するなぁ(笑)。




在りし日のままに遺されている書斎を見ていると、いまにも奥からご本人がひょっこり出ていらっしゃるような、何かとても不思議な感覚がしました。

書斎より、庭に出て、「哲学者の小径」を歩いてみます。
秋の空は青く澄み渡り、庭にはトンボがたんさん飛んでいました。


 






もう一度、館内に入り、氏が残した言葉の中で、好きな2点の絵葉書をお土産に購入しました。



ようやく行くことができて、本当に今日は充実した一日になりました。
帰宅後、今日見てきたことを思い出しながら、久しぶりに所蔵している本をめくってみました。



何度も何度も読み返した本ですが、またまた読みたい気持ちが募ってきました。
よし、久しぶりに、全作品を読み返してみますかぁ(笑)。